Ferme Fujisawa(フェルムフジサワ)は長野県上伊那郡箕輪町でワイン用ぶどうを栽培している農園で2024年に開園しました。「藤澤農園」をフランス語にしたものです。
自園で栽培したぶどうで作ったワインを中心に国産の果実酒を販売します。
■箕輪町
園主の生まれ故郷になります。
南アルプスと中央アルプスに囲まれた伊那谷の北部に位置します。中央に天竜川が流れ、その両側には河岸段丘や扇状地が連なり、水はけが良いことから、園主はぶどう栽培に適した場所と思っています。(ワイン用ぶどう産地としてはマイナーですが)
■ワインに興味をもった「きっかけ」
「人間はワインと同じだ」
2014年、出口治明氏(ライフネット生命創業者)の著書『仕事に効く 教養としての「世界史」』のなかで、元米国国務長官キッシンジャーが言った言葉として紹介されていました。
「人間も、ワインと同じで生まれ育った地域(クリマ)の気候や歴史の産物なんだ。これが人間の本性なんだ。だがら、若い皆さんは地理と歴史を勉強しなさい。(途中略)特に僕のような外交官にとっては地理と歴史は不可欠だ。」と。
このくだりはワインを例に世界史を学ぶ大切さを説いたものでしたが、園主にとっては逆にワインに興味をもつ「きっかけ」となりました。
・それほどにワインって奥深いものなのか。
・自分が生まれた土地や気候では、どんなワインが出来るだろうか。
・伊那谷は米の産地で日本酒の酒蔵が多い。果樹の産地でもあるので、いいワインやシードルが出来るのではないか。
大学卒業後、東京で金融機関に勤務していましたが、そんな思いが募り、また、後ほど触れますがKIRINOKA VINEYARDS&WINERYのオープンの計画があり、2023年12月末に金融機関を退職し、2024年3月から箕輪町でワイン用ぶどう栽培をはじめました。
■ワイン醸造と販売
Ferme Fujisawaで栽培した「ぶどう」は、KIRINOKA VINEYARDS&WINERY(以下[KIRINOKA])に買取って頂き、醸造工程をへてワインになります。
そのワインをKIRINOKAから仕入れ販売しています。
Ferme Fujisawaは2024年10月に「通信販売酒類小売業免許」を取得しました。(「種類販売管理者標識」は特商法に関する表記をご参照ください。)
KIRINOKAは箕輪町のお隣の辰野町小野に2024年9月にオープンしたワイナリーです。
ソムリエやワインスクールの講師を務め、国内外で栽培や醸造の技術を学んできた沼田実社長が立ち上げました。
園主は2016年11月の「信州塩尻プレミアムワインの旅」というイベントで講師を務める沼田さんにお会いしてからのお付き合いになります。
当時、地元出身ではないのに塩尻の気候や土壌に詳しいことに驚き、またワインテイスティングでの論理的な分析と説明に圧倒されたこと、今でもハッキリと覚えています。
■圃場
ワイン用ぶどうの圃場は2025年現在2か所あります。
●もみじ湖ヴィンヤード(約30アール)
天竜川左岸(天竜川から約250m)、標高707m。「もみじ湖」下流の扇状地の扇端部分に位置します。「もみじ湖」上流には鍾乳洞があるなど石灰岩の山があります。石灰岩土壌はワイン用ぶどうに適する土壌なので、いいワインができます。
2024年1月に「もみじ湖夢ワインをつくる会」から引き継ぎました。
●松島北町ヴィンヤード(約20アール)
天竜川右岸(天竜川から約820m)。標高690m。河岸段丘の中段。
2024年3月に白8品種(シャルドネ、ケルナー、プティマンサン、アルバリーニョ、サヴァニャン、ピノグリ、ソーヴィニヨンブラン、バッカス)を定植しました。直観ですが伊那谷には白ワインが合うのではないかと思い、自分の好みの品種を8種類も植えてみました。
